友人の勧めでこの保証システムの事を知りました。当院は自由診療の患者さまも多く以前は５年間の院内保証制度を設けていました。それは、的確な治療をすれば５年でトラブルがあることは少なく、脱離や破折などは私たちのなんらかのミスによるものと考えているからです。通常１０年以上問題なく経過させるつもりで治療しています。しかしながら、トラブルはゼロではありません。特に審美修復においては、新しい材料が世界中のメーカーから次々に開発されています。論文に発表される１０年経過を待って自分の臨床に取り入れるようでは、審美的に高い要求をお持ちの患者さまの期待に応えることはできません。必然的に、ある程度の臨床結果を待って自分の臨床に取り入れることになります。また、メインテナンスに何年もお越しにならない方で突然来院された場合の保証はどうすればいいのかなど問題もありました。
外部保証制度に加入することでこのような問題を解決できるのではないかとのことで導入しました。

まず、当院で再治療する場合は負担ゼロということをはっきりご説明できるところです。またメインテナンスの重要性もあわせて理解していただきやすいと思います。保証のある自由診療ということで納得してくださる方が増えました。

保証システムが自由診療のバックグラウンドにあるということで、歯科医院と患者さま双方の安心感があります。保証制度のお話をすることで、自由診療に関して責任を持って治療しているということを間接的に伝えることにもつながると感じています。